発達を学ぶ 発達に学ぶ
  
  誕生から6歳までの道すじをたどる
  藤野 友紀(札幌学院大学) 著
   定価 本体1700円+税 ISBN978-4-88134-295-4 C3037  2014.8.9
  日本図書館協会選定図書
  
表紙
 <もくじ>

はじめに

第1章 発達的な視点とは?
 ◆「発達」と私の出会い ◆「ものさし」ではなく「めがね」として
 ◆発達は他者との共同から生まれる ◆障害と教育と発達可能性  ◆つながりを学ぶ

第2章 乳児期前半の発達
(1)誕生から生後4か月頃まで 
 ◆無力で有能な人間のあかちゃん ◆原始反射の消失 ◆正面の世界がひらける
 ◆ほほえみの獲得と原初的コミュニケーション ◆生後第一の新しい発達の力の誕生

(2)生後4か月から7か月頃まで
 ◆外界に対する能動性の高まり ◆「見る」と「つかむ」がつながる
 ◆乳児期後半への移行① ―立ち直り ◆乳児期後半への移行② ―持ちかえ
 ◆乳児期後半への移行③ ―見かえり
(3)「生後第一の新しい発達の力の誕生」を支える
 ◆夜明け前のシモちゃん ◆シモちゃんの笑顔 ◆発達はどこから来るのか
 ◆外界への能動性を育てる

第3章 乳児期後半の発達
(1)生後7か月頃から10か月頃まで
 ◆乳児期後半 ―新たな自由へ ◆向かう力のひろがり 
 ◆モノを媒介としたコミュニケーション ◆三項関係① ―動作や音声を手段にする
 ◆三項関係② ―役割を交替する ◆三項関係③ ―視線と指さしを追う
 ◆三項関係④ ―指さし行動
(2)生後10か月頃から1歳前半頃まで
 ◆生後第二の新しい発達の力の誕生  ◆模倣と意図理解 ◆「ふり」の発生
 ◆「つもり」の発達 ◆「~ダ、~ダ」の直線的エネルギー
(3)乳児期から幼児期へ~ 1歳半ば頃
 ◆他者の意図の理解 ◆切り替えと調整 ◆目標をとらえ過程を楽しむ
 ◆言葉の世界へ ◆見立て遊び ◆自分のひろがりと世界のひろがり
(4)「生後第二の新しい発達の力の誕生」を支える
 ◆意味の世界へ ◆大人から得る安心と承認 ◆三項関係が成立しづらい子どもたち 
 ◆新しい経路をひらく 自我をはぐくむ ―生活の主人公に 
 ◆「イヤ」行動へのかかわり ―共感を支えに

第4章 幼児期の発達
(1)幼児期前期 ~2,3歳頃
 ◆幼児期への飛躍 ◆言葉のひろがり ◆つくりだす遊び ―イメージの展開 
 ◆ごっこの世界へ ◆自我の拡大と充実
(2)幼児期中期 ~4歳頃
 ◆「二次元形成」から「二次元可逆操作」へ ◆行動をまとめあげる力 
 ◆言葉による思考の始まり ◆他者の心と行動を推測する ◆自制心の形成
 ◆二分的評価をともに越える
(3)幼児期後期 ~5,6歳頃
 ◆「生後第三の新しい発達の力」の誕生 ◆すじみちをつくる ◆ちがいの中に共通性を見る
 ◆行動を対象化して調整する ◆自分自身も対象化する ◆集団的自己の芽生え
(4)「生後第三の新しい発達の力の誕生」を支える
 ◆行動の対象化が起こるプロセス ◆硬直した自己評価 ◆しなやかな自己評価へ 
 ◆すじみちをつくる力を育てる ◆最近接発達領域ふたたび 

第5章 発達を学ぶということ
 ◆Kちゃんのこと ◆行動の意味と背後にある「思い」 ◆「発達要求」という視点 
 ◆教育は発達の一歩前を進む 

おわりに
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