| 支笏湖畔 伊藤温泉 北海道千歳市 北海道のことになるとナショナリズムの固まりとなる二通諭支部事務局長と良いアイデアは良い環境でないとうかばないなどと理屈をつけて、ちょうど札幌と千歳の正三角形の一角をなす支笏湖畔の宿にねらいをつけた。 山田洋次作品に「椿姫」という北海道をロケした大人の恋の物語があったが、この支笏湖畔は、その逃避行の舞台だ。深いブナ林、雪が解けた冷たい色の静かな湖。その湖面とおなじ高さに、露天風呂があり月明かりの下で、湖のむこうにぼんやりとみえる風不死岳をのぞむ。聞こえてくるのは湖面を越えてくる風のおと。 (96年8月) (★★) |
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| 温川山荘 青森県平賀町 0172-55-2314 台風のなかの大雨の日だった。厚いブナ林のなかの孤独にみちた宿で、津軽弁の色白の女将さんは、ストーブにさっそく火を入れてくれた。露天風呂はじつにいい感じで、宿が近くにあれば、毎月訪ねてもいい。吉川英治がよくこもって小説を書いていたそうだ。なんとなく原稿も書けそうな。翌朝は十和田湖畔に晴れ間が広がった。 (96年9月) (★★★) |
| 峩々温泉 宮城県川崎町 0224-87-2021 泉質の良さは屈指。しかし熱いのだ。それを逆手にとって「かけ湯」という方法をとる。木枕をし、仰向けに横たわり、私の場合左の肩から胸からお腹からと熱い湯をかける。100回が目安ということだが、これがなんとも気持ちがいい。「天空の湯」という露天は、源泉に近いので熱さはすごいが、「なんて熱いんだ!」と毒づきながら肩までつかると、全身が温泉に攻められたって感じでピリピリするけど、しばらくたつと気持ちがいい。蔵王の真冬にこの熱い湯につかるのはいいだろな (2007年9月) (★★) |
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| 湯西川温泉 本家伴久萬久旅館 栃木県栗山町 単純泉と書いてあるがほのかなイオウの香りがして、体がぽかぽかしてくる。嬉しい温泉に出会うと、ご飯前、寝る前、朝一番と最低3回はつかってしまう。夕食は「平家の落人料理」。ちょっと仰々しくはあるのだけれど、吊り橋を渡った離れ屋敷での囲炉裏を囲んだ料理には、自信のほどが見える。 20年ほど前に高校の同窓会で来たことがあるが、交通の便はだいぶ良くなり、大きなホテルもできたが、変わったのは25代目の内儀だけでスタッフのチームワークのよさは不変だ。朝靄の流れるなかを川の流れと小鳥のさえずりを聞きながらの一番風呂。ちょうど山藤と桐の花の季節で、あまい香りがいっぱいだ。(85年、99年5月) (★) |
湯西川の吊り橋を渡った離れ。 |
| 旅館上州屋 茨城県笠間市 やきものは「信楽」風が好きだ。笠間焼きはなんでもありって感じで、なじむものも少なくない。 新進の若手陶芸家たちが持ち寄った器は、いまでは、名だたる笠間焼作家の作品となった。 みごとな器で食べる飯は絶品。まさに旅籠って感じだが、 家族ぐるみで、かざらないきっぷの良さがいい。 2001.2 |
| 法師温泉 長寿館 群馬県新治村 0278-66-0005 三国峠をのぞむ山の中の一軒宿。「フルムーン」のCMで有名になったが、わたしは群馬県が作った映画「眠る男」の家族風呂のロケであったことのほうが印象に残った。4つの湯船を太い丸太が仕切り、それを枕にして、小鳥のさえずりや風の音に身をたうたう。温泉の下に敷き詰められた大小の川石(というより、川底からわき出る温泉がはじめにあって、その上に屋根をつけたような建物だ)。新築した露天風呂もいいが、わたしにはひなびた法師の湯がなじんだ。01.6、03.6 (★★) |
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| コニファー いわびつ 群馬県吾妻町 0279-68-5338 杉並区の保養所だったが運営コストがたいへんだからと民間に売却。しかし民営化後に温泉がわいたようで露天風呂もなかなかよいつくりになった。バブルのころの建築だから、コテージは本格的。なかでもピアノ付コテージやバリアフリーコテージは嬉しい。パソボラの中核メンバーの懇親合宿で何度か利用しているが夜は飲み・語り・歌い(最近は奏で)、翌朝はばっちり研修。近くの四万温泉で温泉めぐりも楽しい。 00.7、01.7、05.8、06.8、07.9 (★) |
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| 房総 華の舎(はなのいえ) 千葉県館山市 T&F 0470-28-0397 キップのイイ元凄腕の商社マンが、自然とバリアフリーに徹底してこだわったペンション。夜の中国風のスペシャルランチは美味。ついついオーナーと長話に花が咲いてしまう。布良の海まで歩いて5分。部屋にはテレビなく、窓を開けると、バードウオッチングができる静かな湿地が周りを囲む。 布良の海岸は、画家・青木繁の作品舞台。野島崎灯台を越えると花がいっぱいだ。(97年、02年2月) |
華の舎の謎のオーナー |
| 堂ヶ島温泉 対星館 神奈川県箱根町宮ノ下 0460-2-2281 松本清張の『蒼い描点』 を20数年ぶりに読み返しながら専用のケーブルカーで下る。新宿から数時間で静かな自然の中にひたれるのがいい。透明の源泉が5本。早川渓谷の巨大な石を動かせないからそのまま岩風呂にしたという露天風呂はゆったりと贅沢な時間を過ごすことができる。館内はほのかに香が匂い、従業員も過干渉なく、「ほっといてくれる」のもたすかる。渥美清が家族でたびたび訪れていたというのもうなづける。 (84年、01年4月、04年2月) (★★★) |
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| 旅館 月ヶ瀬 静岡県天城湯ヶ島町 0558-85-0230 修善寺を越えて天城峠をめざす下田街道と並行する狩野川ぞいの一軒宿。 聞こえてくるのは川の瀬音とウグイスの声。1万坪の敷地に18室しかない贅沢さ。 源泉は「聖乃湯」といわれる単純泉だがこれがけっこう全身にくる温泉である。 露天風呂は天城連山を借景にした庭園風呂。自然のなかに同化できる心持ち。 男風呂、女風呂とわたりあるいた娘は、「オトコユのほうがいいね」。 従業員は素朴で、あくせくとせず、時がゆっくりと流れた。(98年6月) (★) |
| 田沢温泉 ますや旅館 長野県青木村 0268-49-2001 パソボラの原型は、1994年のPeople福祉工作クラブ「ぱそボラ」コーナーにはじまる。その世話人たちの2度目の合宿地。「継続は力!」がテーマの映画「卓球温泉」の舞台になった由緒ある(島崎藤村が小説を書いていた「藤村の間」)木造3階建ての旅館。料理は地もので精選。山菜天ぷら、イナゴに鯉甘辛煮、馬刺(秋は松茸!)飯がうまい! 温泉はイオウの臭いがほのかにかおる「ぬる湯」。ちょっとぬるいなあという感じの源泉に30分も入っていると、身体の芯からあたたまる。煌々と照る月を見上げながらの露天風呂は至福の時。あの藤井克徳、鈴木真樹さんも絶賛。青木村は義民の里だ。娘と卓球もしたな。 (04.2.29、.8、05.7.9、10.9)(★★★) |
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| 奥山田温泉 満山荘 長野県高山村 026-242-2527 だれかが「中年遠足」と言っていたが、なかなかこのグループはどんな関係なのかをわかる人はいない。年も離れてはいるし、仕事もまちまち。共通点はやはり「パソボラ」なのだ。須坂からバスに揺られてたどり着くのは山田温泉。そこから歩けば3時間かかるという標高1500メートルの秘湯が合宿地。地物素材をシンプルに使った食事が感動的に旨かった!美的センスもなかなかである。七夕の夜の露天風呂は満天の星。闇の中にニホンカモシカの啼く声を聞いた。単純硫黄泉。 (07.7.7)(★★★) |
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| ペンション なちゅらる 長野県長門町 0268-41-8020 パソボラ世話人七夕合宿の会場。もちろんオーナーもパソボラで、Fagri(食と農の フォーラム)のメンバー。都心は30度をこえる蒸し暑さ。標高1000メートルの蓼科は、 風が爽やかだ。森と風のなかで熱をおびた議論は深夜までつづいた。ちなみに冬は マイナス20度になるという (02.7.、9、03.8、04.8) |
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| 湯田中温泉 湯田中ビューホテル 長野県湯田中町 ご存じ、パソボラ98の大交流会オフの会場となった温泉旅館。なにがあるわけでもないのだが、美人の女将以下従業員の応対がきもちがいい。不思議と長風呂になってしまう露天風呂はおすすめだ。集会後パウダースノーをみながらの仲間との語らいの風呂は、絶品だった。(98.3.7) |
| 小川温泉 ホテル小川 富山県朝日町 0765-84-8111 富山の温泉は帰省の度にいろいろなところを回っているのだが、なかでも、ここの泉質は屈指だ。 弱食塩泉とかで、ほどよく温まり、肌に優しい。渓流を目の前に、降り積もる雪の中の露天風呂は なんとも嬉しい。ただ、訪れたのはいづれも冬なので、噂の天然洞窟露天風呂(混浴)は未湯である。 (01.12、04.12) (★★) |
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| 新湯温泉 鹿児島県牧園町 さすがに日本で最初の「新婚旅行」で坂本龍馬とおりょうが旅した霧島は本格派なのだ。 温泉の質が「原色に近い」というか、強烈な本物なのである。高千穂にある新湯温泉 (霧島新燃荘)の源泉は白濁した硫黄泉で、「全国区」の湯治場とか。 感動の鹿児島大会準備後にちょっと癒された温泉でした。(01.7) |
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・大牧温泉 富山県利賀村
小さな船は人造湖を40分すすむ。水墨画のような雪と森。着いた先は一軒宿。露天風呂は混浴でなかなか味わい深く、泉質もよい。 が、しかし、なのだ。まず、お女中衆。娘が「雪だ雪だ!」とはしゃいで、ちょっと遅れたら、「はやく来て、説明を聞いてください!」。案内された部屋は大人6人プラス3歳児2名ではいかにもせまい。別のところに2人用の部屋があるというので、みせてもらうことにすると、考える時間もあたえず、「蒲団の関係があるので、この部屋は使うの、使わないの!」。こっちは、勤労ジジババに女姉妹のダンナ・娘付で年に2度のいのちのせんたくにきたのである。なんで、こんなところまできて「管理」されなくてはならないのだ。つい、ベラボーメ!と堪忍袋の緒がきれた。
それでも不幸は終わらない。夕食だ。これでもか、これでもか!の「もう食えないだろう攻撃」に加え、書くのもおぞましい、カツオのさしみ、カニ足のココナッツ揚げ、ダラダラに熟しきったトマトらしきものや、最後には子牛のステーキだ。「小人」食というのもすさまじい。サンドイッチにオムライス、チョコレートケーキにスナック菓子ときて、最後に例のステーキがそのままついた。かなしかった。 (93.1)
・白骨温泉 長野県安曇村
安房峠にトンネルが通じたので、松本から上高地の手前のトンネルを平湯に抜けて、奥飛騨のR471を富山へめざすルートがわが家の帰省・往路となった。長い歴史の白骨温泉に公共野天風呂がある。微かにイオウの臭いのする白濁した温泉は42度。5月の連休とはいえ残雪もあり、雪解け水を集めて速い川が脇を流れから、ややぬるめだ。しかし、さすがに30分もつかれば、体の芯から暖まる。 (99.5)
しかし、その後、、、あの「白濁」は、、まがい物だったとは、かなしいねえ(;_;)
・ウオジ苑 京都市(番外編)
全障研大会の宿舎下見で、蛸薬師通りにあるホテル「ウオジ苑」に行った。いわゆる修学旅行旅館だけれど、支配人は愛想がいい。この宿はわたしの高校時代の修学旅行の京都のお宿だ。米を持っていかないと旅館にいけなかったのは中学校までだけど、群馬の田舎の高校生が「夢の超特急」にのり、オヤジのカメラを首にかけ、京都にはじめてやって来た。宿はにおうがごとく美しく、みんなでつついたすき焼きは、このうえもなく美味であり、高雄に行った班別の見学の帰り、どうしてもタクシーがつかまらなくて、5分遅れで、「外出禁止」となったことなど、ツーンとしたなつかしい想い出がうかんでくる。
当時は新築したばかりだったが、その後20年間、改修していないとのこと。「今日の花巻北高校のみなさんも夕食はすき焼きですよ」と聞き、チクリとむねがうずいた。 (94.2)
■ビジネスホテル編
・サンルート高田馬場(高田馬場):事務所に近い。大正セントラルホテルが2005.7にリニューアル
・KKRホテル金沢:金沢の定宿。綺麗で安くなにかと便利
・コープイン京都:京都の定宿
・ホテルモントレアマリー(神戸):北欧風がうれしい
・シルクイン鹿児島:本格温泉有