<緊急声明>

イラク派兵を中止し、憲法9条に則って、世界の平和を守る運動に連帯を


 平和な社会での「障害者の完全参加と平等」を求めた「障害者の日」・2003年12月9日。小泉内閣は、陸海空数千名を派遣する自衛隊イラク派兵「基本計画」を閣議決定しました。戦後史上初めて戦闘状態の国へ重装備の地上軍が派兵されます。

 これは「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」(第9条)と世界に宣言した日本国憲法を踏みにじるものです。また、国連憲章や国際法を無視し、道理のないことがますます明らかになっている米英のイラク戦争に対して、世界中の大多数の国々が戦争反対を表明している中にあって、まさに世界の平和への世論に逆行するものです。

 イラク戦争勃発に対して、私たちは、「障害発生の最大の原因は戦争による暴力です」「戦争と障害者のしあわせは絶対に両立しません」と緊急声明しました。いま、さまざな場で、人間の尊厳や自由が脅かされようとしています。平和と民主主義を求めるすべての国民、世界の圧倒的多数の人たちと連帯して、私たちは自衛隊のイラク派兵に反対し、その中止を強く求めます。

   2003年12月10日 全国障害者問題研究会常任全国委員会

 ■関連する声明など

  ・障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協) 12.9

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