職場に地域に「みんなのねがい」と発達保障の風を

全国委員のみなさま、各⽀部事務局のみなさまへ

職場に地域に「みんなのねがい」と発達保障の風を
 ―2025年度を迎えるにあたり特別のお願い―
  全障研出版部経営委員⻑  越野和之

 全障研出版部経営委員会(以下経営委員会)では2021年の夏に全国委員会ならびに全国総会で の審議を経て中期経営計画を策定し、その実現に向けて努⼒を重ねてきました。その甲斐もあって、⻑いコロナ禍の下でも、なんとか出版部の経営を維持し、⽉刊誌『みんなのねがい』、研究誌 『障害者問題研究』や各種の書籍の刊⾏を続けてくることができました。両誌や書籍の普及を通 して発達保障の理念と実践を広めるとともに、出版部の経営を⽀えていただいている各⽀部の全国委員や⽀部事務局のみなさんのお⼒に改めて感謝申し上げます。

 経営委員会は現在、本年夏の全国委員会ならびに全国総会に提案すべく、新たな中期経営計画の策定に向けて討議を重ねています。それに先⽴ち、新年度を迎えるにあたって、当⾯各⽀部でさらに取り組みを進めていただきたい点について特別のお願いを差し上げます。ぜひ⼀層のお⼒ をお貸しいただきたく、ご協⼒を⼼よりお願いいたします。

1.特別支援学校に『みんなのねがい』の風を吹かせよう
 まとめ読者の実態を調べたところ、各地の特別⽀援学校に『みんなのねがい』が⼀冊も届いていない学校が、思った以上に多数ある可能性が明らかになりました。学校では荷物を受け取れな い、校内では配れないなどの困難もありますが、『みんなのねがい』の読者が⼀⼈もいない学校ばかりになっては困ります。ぜひ各⽀部で、『みんなのねがい』の⾵を特別⽀援学校に吹かせるとりくみを進めましょう。各校の読者の状況を把握し(全国事務局にお尋ね下さい)、それぞれの学校の先⽣⽅の名前をあげて、働きかけの計画を⽴てましょう。

  特別⽀援学校ばかりではなく、⽀部事務局メンバーのつながりを⽣かして、作業所にもグループホームにも、あるいは放課後デイサービスや児童発達⽀援事業所にも、『みんなのねがい』の⾵ を吹かせましょう。

2.『障害者問題研究』の定期購読を広げよう
 『障害者問題研究』は他に類を⾒ない発達保障と障害者問題の総合的な研究誌です。難しそうで⼿が出ないと思われるかもしれませんが、毎号必ずオンラインでの読む会を開催しています。 特集を⾒て興味があったら購読するという読者も⼤切ですが、⽀部の役員、事務局員のみなさんには、ぜひ定期購読をお願いしたいと思います。そしてその輪をもう⼀回り広げてください。読む会にも誘い合ってぜひご参加ください。

3.各地の学習会に全障研出版部の本の販売コーナーを
 全障研出版部の単⾏本は障害のある⼈たちの権利保障の課題と、その羅針盤となる発達保障を学ぶための宝庫です。でも残念ながら⼀般の書店ではなかなか⽬に触れることがありません。各⽀部主催の学習会や、つながりのある⼈たちの研究会などにぜひ書籍販売コーナーを設けて、参加者に「全障研の本」を⼿にとる機会を作ってください。⽀部事務局のみなさんのお勧め本を仲 間の⼿にも!

 

 

2025年04月01日