202409「みんなのねがい」 特集=防災と地域づくり

「みんなのねがい」2024年9月号

 


表紙のことば> 
 子どもたちにレンズを向けると、みんなそれぞれの雰囲気を醸しだしてくれる。生まれてきて10年足らずだけど、もう個性やキャラは出来上がっているのだ。僕は小学生の頃の記憶をやたらと鮮明に覚えている。友達との人間関係、学校の行事、家族とのこと。すごく周りを見ていたし、今よりもっと繊細な悩みをいっぱい抱えていたような気がする。子どもは、大人の想像よりもはるかにひとりの人間として自立している。でも、表面に出てくるものは無垢で自由奔放で可愛いらしい。そのギャップが魅力なんだろうなあと、いつも街や道で出会う子どもたちを眺めている。あの頃の自分を隣に並べながら。


土佐 和史 とさ かずふみ/写真家。1977年大阪府生まれ。全国各地に出向き、旅ゆく道で出会ったひとや風景を撮り続け作品発表を行っている。2018年に写真集出版レーベルBUFFALO PRESSを立ち上げる。写真集に、「SUNLIGHT MEMORIES」(CITYRATpress)「北関東」「路地裏に咲いた花」(いずれもBUFFALO PRESS)がある


<目次>

1 人として 佐藤初美(NPO 10代、20代の妊娠SOS新宿キッズ&ファミリー理事長)
2 【インタビュー】いまを語りあう 浜田桂子(絵本作家)
4 はじめの一歩~障害のある人を理解する 船橋秀彦(全障研茨城支部)
6 響け石突き 藤野喜子(日本視覚障害者協議会理事)
7 心に種をまく 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
8 この子と歩む 川波多三紀(大津市)
11 進め! 推し活道 志村大樹(宮城)


特集 防災と地域づくり

13 能登半島地震から半年が過ぎて 宮本典潔(石川・相談支援センターつばさ)
14 福島の震災・原発事故のいま 加賀重哉(全障研福島支部)
16 防災に関する障都連(東京)のとりくみ 垣見尚哉(障都連)
18 大阪の「障害者・家族にとっての防災課題検討会」のとりくみ 雨田信幸(きょうされん大阪支部)
20 熊本地震、その時わが家は 山内美代子(熊本)
21 「災害準備」と地域づくり 新井利民(立正大学)


24 私ときょうだい 村瀬智弘(千葉)
26 発達を見る眼をゆたかに、おおらかに 寺川志奈子(鳥取大学)
30 私に人生と言えるものがあるなら 原田文孝(ささゆり会)
34 シリーズ 保育の現場から みんなのねがい編集部
36 実践にいかす障害と発達 楠 凡之(北九州市立大学)
38 ニュースナビ 旧優生保護法訴訟最高裁判決 佐藤ふき(きょうされん)
40 実践の魅力 間山響子(青森)
43 あそぼう、つくろう 羽地知香(沖縄女子短期大学)
44 みんなのひろば
46 【マンガ】のんびり ぼちぼち 松島明日香・ナガノテツコ
47 BOOK/編集後記
裏表紙 おいしいひととき 阿利澄江(埼玉)
デザイン・イラスト うじたなおき、勝倉大和、永野徹子、橋野桃子、山内若菜


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2024年08月09日