202508「みんなのねがい」 特集=戦後80年~知る、学ぶ、つなぐ

<表紙のことば>
青森県各地で8月に開催されるねぶた祭り。20年ほど前に友人に連れられてから、その魅力の虜になり毎年津軽の地へ出向いている。青森の冬は長く厳しい。春が訪れ、梅雨が明け、祭りの夏がやってくる。青森の人はこの季節を心待ちにしている。祭りの期間は皆、心も身体も跳ねて躍動する。
運行が始まる夕暮れ時には、青森市のシンボルであるアスパム前の公園にハネトの衣装を来た若者たちが集まってくる。僕はここで祭りの始まりを待つ彼女たちを撮るのが好きだ。
待ち詫びた夏。夢のような時間。夕陽に照らされたその表情は一年でいちばんキラキラと輝いているに違いない。
そう、僕はこの笑顔を見るために青森へと向かうのだ。
土佐 和史 とさ かずふみ/写真家。1977年大阪府生まれ。全国各地に出向き、旅ゆく道で出会ったひとや風景を撮り続け作品発表を行っている。2018年に写真集出版レーベルBUFFALO PRESSを立ち上げる。写真集に、「SUNLIGHT MEMORIES」(CITYRATpress)「北関東」「路地裏に咲いた花」(いずれもBUFFALO PRESS)がある
<目次>
特設!「試し読み」のページ8月号(PDF)へ
1 人として 吉田輝男(書家・画家)
2 【インタビュー】いま語りたい 心の窓を広げて 松林紗希(映画上映会「みんbio」主催者)
4 教員のはじめの一歩 木澤愛子(全障研滋賀支部)
6 心に種をまく 安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
7 あなたに届けたいこの一冊 越川裕美(学校司書)
特集 戦後80年 ~知る、学ぶ、つなぐ 戦争と平和を自分の言葉で語るために
13 平和の街 三枝信也(山梨・カラフルデイス)
14 悲しみを忘れないで 松田春廣(東京)/土佐和史(写真)
16 戦争と平和を自分の言葉で語るために ー東京大空襲・戦災資料センター訪問記 本誌編集部
20 戦争の記憶を語り継ぐ 沢村智恵子(団体職員)
22 自分らしく生きる 辻 和美(三重・特別支援学校聖母の家学園)
24 私ときょうだい 井上健太郎(福井)
26 子どものミカタ 塩田奈津(京都・特別支援学校)
28 ソーシャルワークってなんだろう? 木全和巳(日本福祉大学)
32 シリーズ 18歳 小林瑞(栃木 自治医科大学小児科医)
34 暮らしの場は今 加藤佳帆(東京 共同ホームさらさ)
36 実践にいかす障害と医療 安藤佳珠子(日本福祉大学)
38 ニュースナビ 改正育児・介護休業法の要点 工藤さほ(障がい児及び医療的ケア児を育てる親の会)
40 実践の魅力 西尾 栞(愛知 障害児デイケアさざなみ)
43 全障研の支部ニュース、紹介します 松島恵美子(青森支部)
44 みんなのひろば
46 息子と歩く 千葉桜 洋(写真家)
47 BOOK/編集後記
裏表紙 おいしいひととき 西岡美紀(大阪)
デザイン・イラスト
うじたなおき、勝倉大和、ちばかおり、永野徹子、日本印刷、橋野桃子、山内若菜
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