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発達診断セミナー受付は11月5日に終了いたしました。
たくさんの申込みたいへんありごとうございます。

教育と保育のための
発達診断セミナー 2023.11.12
ライフサイクルと発達診断の役割

日時=2023年11月12日(日)13:00~16:40
ZOOMウエビナーでのオンラインライブ開催(見逃配信あり)
主催=NPO法人発達保障研究センター・全国障害者問題研究会
プログラム

1)乳幼児期の実践と発達診断
   -大津方式の実践のなかから
講師=西原睦子さん(大津市幼保支援課)
 発達をみる眼が子どもの理解を深め、子どもの発達支援、親の子育て支援で、子育てしやすい地域づくりへつなげる(上巻Ⅴ-1章)

▼西原さんからのメッセージです
 乳幼児期は目覚ましい成長や発達をみせる一方で、適切な手立てがなければ、発達の質的転換期に障害や発達上の課題によりさまざまなもつれが生じる時期です。そのもつれを解きほぐしながら、“今日も楽しかった”と感じる毎日を過ごせるよう、乳幼児健診、親子教室,療育,保育において、子どもの“つもり”を保護者と共有し,発達的理解に基づいた取り組みが求められています。
 他者とは異なる自分のつもり(意図)が芽生えるころ、新しい発達の原動力に着目して取り組む大津市の実践を紹介しながら、子どもの見方と取り組みの視点を考えます。


2)教育実践と発達診断
   -子ども理解から始まる授業づくり
講師=櫻井宏明さん(元特別支援学校教員・全障研事務局長)
 実践的はたらきかけを通じて表面にあらわれた表出や行動を手がかりに、子どもの内面を生活の文脈の中から読み解く(上巻Ⅴ-2章)

▼櫻井さんからのメッセージです
 いま、実践現場から、子どものことを丁寧に検討する時間がとれない、子どもの実態からからでなく、外からの決められた目標をいかに指導するかで汲々としているといった声を聞きます。
 私は、「外から」ではなく、子どもを理解することから授業づくりを始めたいと思います。そのためには、子どもの生活と重ね合わせて発達をとらえること、子どもの微細な表出を聞きとることが重要です。そのことを、肢体不自由の子どもたちの実践事例を通してお話しします。


3)発達の障害と発達診断の視点
   -発達相談の実践のなかから
講師=白石正久さん(龍谷大学名誉教授)
自閉スペクトラム症、重度の知的障害、重症心身障害などが、発達にもたらす機能・能力の「ずれ」や発達の原動力の制約について解説し、指導・支援を考える(上巻Ⅳ‐1,2章、下巻Ⅲ)

▼白石さんからのメッセージです
 障害のある人たちの発達理解の方法として様々な提案がありますが、「容易にわかったつもりにならない」という姿勢を大切にしたいと思います。
 そのうえで、「特性」という捉え方に批判的な検討をおこないます。時間の断面でみると機能・能力のつながり(連関)に障害による「違い」(特性)が目につきますが、「過程」でみると共通・普遍の変化のなかにあることがわかります。
 指導や支援の在り方が、そこから示唆されるのです。
 「1歳半の発達の質的転換」の過程と、それを土台に展開していく発達について、お話ししたいと思います。
よびかけ

発達への願いと明日の実践とを結ぶ
『新版 教育と保育のための発達診断』
テキスト編者 白石正久(龍谷大学名誉教授)・白石恵理子(滋賀大学教授)

 「発達診断」とは、子どもや障害のある人びとの発達への願いや悩みを、発達理論に依りながら解き明かしていくことです。
 保育所、幼稚園、認定こども園、児童発達支援の保育・療育や乳幼児健診や親子教室などで働くみなさん。乳幼児期、学童期からどんな発達の歩みをつづけてきたのか、発達のつまずきはあっても、遊びや生活のなかで楽しさを覚え、友だちといっしょにいろいろなことに挑戦し、豊かに発達していってほしいと願っていることでしょう。
 小中学校、特別支援学校、放課後等デイサービス、放課後児童クラブなどの学齢期の教育・支援で働くみなさん。子どもの本当の願いが見えなかったり、何を大切にして実践したらよいかがつかめなくて苦しいときもあるでしょう。
 青年・成人期の地域生活や就労支援で働くみなさん。この労働や活動が障害のある人びとの喜びになっているのか、彼らはどんな生活や人生を求めているのかを深く問いたいときもあるでしょう。
 その願いや問いを大切にして日々の実践を創造するために、このテキストを作りました。たくさんの仲間を誘って、本セミナーにご参加ください。ここで学んだことを、職場や地域サークルなどで、いっしょに話しあってください。今、みなさんがつかんでいること、大事にしようと思っていることのなかに、答えにつながる何かがきっと潜んでいるのだと思います。本セミナーが、それを見つけ出す手がかりになることを願ってやみません。
参加費(一人あたり)
 一般=5000円/全障研会員=3000円/学生・障害者=2000円

申込受付期間(8月7日~11月5日

問い合わせ先
 電話 080-4332-2601(9時から17時(土日休を除く))
 メールアドレス s2023@nginet.or.jp(最初のsは小文字です) 
 NPO法人 発達保障研究センター
 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-15-10 西早稲田関口ビル4F 全国障害者問題研究会内
本セミナーのテキストは『新版 教育と保育のための発達診断 上』です *受講されるみなさんは「上」をお手元にご用意ください
*セミナー参加者には、テキスト等の購入案内を9月より別途お知らせしています。

書籍のご注文は全障研出版部へ

全国どこでもインターネット接続の環境、Wi-Fi環境の条件があれば受講できます。あらかじめ通信環境はおたしかめください。スマートフォンやタブレットでもアクセス可能ですが、機種によっては動作不良を起こす場合があります。また、長時間の講義ですので、できるだけパソコンでの利用をお勧めします。視聴などの方法は、以下の「つなぎ方ガイド」をご参考ください。 イメージ
「Zoomミーティング」つなぎ方ガイド
「Zoomミーティング」つなぎ方ガイド パソコン編(PDF)
ラーニングガイドの参考図書  
ラーニングガイドの参考図書へ
ラーニングガイド=発達の節を学ぶために
障害者問題研究」が特集した1歳半、4歳、9歳の節とよばれる「発達の質的転換期」のラーニングガイド(PDF)です

サークル活動の手引き(オンライン)
オンライン版にバージョンアップした「サークル活動の手引き」(PDF)