202601「みんなのねがい」 特集=自分たちことは自分たちで決めたい
<表紙のことば>
和歌山の山あいの小さな農道で、学校帰りの児童たちに出会った。生徒数が少ないのだろうか皆学年が違うようだが、いつもの帰り道を楽しそうに仲良く歩いてゆく。穏やかな冬の夕暮れと、いつの時代も変わらず無垢で汚れない子どもたち。
2025年もいろんなことがあった。
世界中で分断が生まれ、いまだ戦争で罪のない人々が犠牲になっている。何よりも重たくて尊いものは、ひとりの命であり、子どもの笑顔である。それを失ってまで進めることなんて絶対にありえない。
世界を救うのは、強大な権力者でも最先端のテクノロジーでもなく、たったひとつの小さな命を必死で守ろうとする無償の愛である
土佐 和史 とさ かずふみ/写真家。1977年大阪府生まれ。全国各地に出向き、旅ゆく道で出会ったひとや風景を撮り続け作品発表を行っている。2018年に写真集出版レーベルBUFFALO PRESSを立ち上げる。写真集に、「SUNLIGHT MEMORIES」(CITYRATpress)「北関東」「路地裏に咲いた花」(いずれもBUFFALO PRESS)がある
<目次>
◆特設 1月号「試し読み」のページへ
1 人として 大下利栄子
2 教員のはじめの一歩 桜井佳子
4 心に種をまく 安田菜津紀
5 あなたに届けたいこの一冊 菊地澄子
6 この子と歩む 宮澤幸江
9 進め! 推し活道 佐野初音
10 息子と歩く 千葉桜 洋
特集 自分たちのことは自分たちで決めたい
12 【座談会】幸せになるために―西郷孝彦さんを囲んで
16 なんでも「集団生活だから仕方がない」で終わらせないで 奥田智江
18 文化部がつくりたい! 50年ぶりの
生徒会規約改正に挑んだ盲学校の高校生たち 深津冬惟
20 みんなのねがいを自治体に届けよう! 脇田美樹
22 よりよい「きまり」を自らの手でつくろう 濵畑芳和
24 私ときょうだい 由良拓也
26 子どものミカタ 檀上貴史
28 ソーシャルワークってなんだろう? 木全和巳
32 シリーズ 18歳 辻 正
34 暮らしの場は今 鷲見俊雄
36 実践にいかす障害と医療 全 有耳
38 ニュースナビ 川口市「きじばと」廃止問題 久遠貞志
40 実践の魅力 井上三奈
43 全障研の支部ニュース、紹介します 澤田淳太郎
44 みんなのひろば
46 BOOK/編集後記
裏表紙 おいしいひととき 大髙美和
デザイン・イラスト
うじたなおき、勝倉大和、ちばかおり、永野徹子、日本印刷、橋野桃子、山内若菜
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